“飲まない理由”が増えている ─ 研究とSNSが示すアルコール離れ : 栄養は“足し算”、嗜好は“再定義”へ
2025年09月12日 / 健康

“飲まない理由”が増えている ─ 研究とSNSが示すアルコール離れ : 栄養は“足し算”、嗜好は“再定義”へ

世界で高タンパク志向が強まり、乳製品・食肉・スポーツ栄養など“機能寄り”カテゴリーが拡大する一方、スナック/チョコ/アルコールなど嗜好中心の大手は数量が伸び悩む。背景には、健康志向の高まりに加え、GLP-1(肥満症治療薬)の普及で甘味・飲酒欲求が低下する行動変容がある。研究はアルコール摂取の減...

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気温1℃↑で砂糖0.7g↑:データが示す“夏の誘惑”の実像:気候変動が砂糖消費を押し上げる理由
2025年09月12日 / 健康

気温1℃↑で砂糖0.7g↑:データが示す“夏の誘惑”の実像:気候変動が砂糖消費を押し上げる理由

米国で2004~2019年の購入データと気象データを突き合わせた新研究は、気温が上がるほど世帯の「添加糖」摂取が増えると結論づけた。特に12~30℃で効果が大きく、気温1℃上昇あたり1人1日0.7gの増加。主因は砂糖入り飲料で、アイスなど冷菓も寄与する。30℃超では伸びが鈍るが、将来5℃の温暖...

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スナックは精子も狙う? “同じカロリー”の罠 ― 超加工食品が体脂肪とホルモンを揺さぶる
2025年09月11日 / 健康

スナックは精子も狙う? “同じカロリー”の罠 ― 超加工食品が体脂肪とホルモンを揺さぶる

9月9日に公開されたWIREDの解説は、コペンハーゲン大学らの臨床試験を軸に、超加工食品(UPF)の健康影響を最新エビデンスで描いた。20〜35歳男性43人が未加工食とUPFを3週間ずつ摂るクロスオーバー試験では、カロリー・PFC比を揃えてもUPF期間に体脂肪が平均約1kg増、LDL上昇や血圧...

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薬剤師が「自然な脂肪燃焼剤」と称賛した“減量ピル”は本当に効くのか —— 科学的エビデンス、海外との違い、日本での注意点まで徹底検証
2025年09月10日 / 健康

薬剤師が「自然な脂肪燃焼剤」と称賛した“減量ピル”は本当に効くのか —— 科学的エビデンス、海外との違い、日本での注意点まで徹底検証

英国タブロイド紙 Mirror に「薬剤師が“自然な脂肪燃焼剤”として減量に効果的な錠剤を称賛」との見出しの記事が出て話題になりました。ただし元記事は閲覧制限があり本文の直接確認は困難です。本稿では、似た文脈で称されやすい成分(例:グルコマンナン、ベルベリン、緑茶抽出物・カフェイン、CLA...

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脳の自己修復力を引き出す!脳卒中と外傷性脳損傷の境界を越えて — 薬で回復期を変革する
2025年09月09日 / 健康

脳の自己修復力を引き出す!脳卒中と外傷性脳損傷の境界を越えて — 薬で回復期を変革する

2025年9月4日付のニューヨーク・タイムズは、脳卒中や外傷性脳損傷(TBI)後の回復を“薬で促進する”試みを特集した。話題の中心は、理学療法の効果を分子レベルで再現する「分子リハ」の発想だ。UCLAの研究では、脳内ネットワークの断絶を修復し、運動機能回復を促す候補薬DDL-920がマウスで有...

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痩せ広告の影に潜むリスク——低体重でも「痩せ願望」が強い女性に広がる“糖尿病薬ダイエット”と説明不足の現実
2025年09月08日 / 健康

痩せ広告の影に潜むリスク——低体重でも「痩せ願望」が強い女性に広がる“糖尿病薬ダイエット”と説明不足の現実

美容医療のオンライン広告やSNS発信をきっかけに、本来は2型糖尿病の治療薬であるGLP-1製剤(およびGIP/GLP-1製剤)を“痩身目的”に使う流れが広がり、健康被害や契約トラブルが増えています。国や学会は「肥満症などの適応以外での有効性・安全性は確認されていない」と繰り返し注意喚起し、悪心...

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『バカになる食品』は誤解か事実か:色、甘さ、旨み ― “おいしさの仕掛け”は脳に何をするのか
2025年09月07日 / 健康

『バカになる食品』は誤解か事実か:色、甘さ、旨み ― “おいしさの仕掛け”は脳に何をするのか

ドイツのニュースサイトが「脳の便秘――この食品は人を“バカ”にする」と題して、砂糖、アゾ色素、グルタミン酸(MSG)、アスパルテーム、人工ビタミン、クエン酸などが脳を傷つけ、最悪は認知症やがんを招くと主張した(2025年9月5日)。本稿はその論点を一次情報と公的評価で検証。IARCは2023年...

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その“抜け毛”、体のSOSかも ― 気づいた時には20%減? 進行させないための“髪のトラブルシューティング”
2025年09月07日 / 健康

その“抜け毛”、体のSOSかも ― 気づいた時には20%減? 進行させないための“髪のトラブルシューティング”

薄毛・抜け毛は「美容」だけでなく体調の乱れを映す指標。外見上の“薄くなった”は総量20%減ってから気づくことが多く、放置すると取り戻すより維持のほうが難しい。代表的な型は、進行性の男性/女性型と、一時的に抜け毛が増える休止期脱毛(TE)。更年期ではエストロゲン低下とDHT感受性上昇が起こりやす...

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3分で入る“自信スイッチ” — 装い・姿勢・言葉で“内側から勝つ” : 人間関係の温度設計
2025年09月04日 / 健康

3分で入る“自信スイッチ” — 装い・姿勢・言葉で“内側から勝つ” : 人間関係の温度設計

自信を即時に高める5つの方法(姿勢・自己対話・装い・小さな挑戦・ポジティブな人間関係)を、2025年のSNS動向と研究でアップデート。姿勢は美容・長寿領域でトレンド化し、日常姿勢の習慣化が“感じる力強さ”を底上げ。アファメーションは短時間でも気分の底上げに寄与し得るが、日課化が肝。装いは“エン...

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アルコールを楽しみながら肝臓を守る!「ほどほど」に科学を足す:医療ソースで組む肝臓防衛術
2025年09月02日 / 健康

アルコールを楽しみながら肝臓を守る!「ほどほど」に科学を足す:医療ソースで組む肝臓防衛術

飲酒ゼロを貫けない人でも、肝臓を守る現実的な打ち手はある。鍵は「ほどほど」+「科学的に効く習慣」。具体的には①量と頻度の最適化(週のうち連続した飲まない日を設ける)、②薬との飲み合わせ管理(アセトアミノフェン等の市販薬)、③ワクチン(B型・A型肝炎)と感染対策、④メディテラニアン型の食事と体重...

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“カロリー神話”が太らせる:5つの誤解を捨てて、体重が戻らない食べ方へ - カロリー計算の落とし穴
2025年09月02日 / 健康

“カロリー神話”が太らせる:5つの誤解を捨てて、体重が戻らない食べ方へ - カロリー計算の落とし穴

カロリー計算は体重管理の“道具”になり得る一方で、「1kcalはすべて同じ」「誰にでも同じ方法が効く」「消費カロリーは機器で正確に測れる」「1200kcalが正解」「体重の数字が成果」といった誤解が停滞やリバウンドを生みやすい。研究・専門機関は、カロリー“計数”よりカロリー“認識”、食品の質(...

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ホルムアルデヒド不使用でも危険?まっすぐな髪と引き換えに?ストパー成分と健康の最前線
2025年08月30日 / 健康

ホルムアルデヒド不使用でも危険?まっすぐな髪と引き換えに?ストパー成分と健康の最前線

近年、「フォルムアルデヒド(ホルムアルデヒド)不使用」を掲げるヘアストレート/スムージング製品が“安全な代替”として普及した。しかし2025年8月に公表された症例報告は、グリオキシル酸を含む一部製品の使用後に、主に女性計13人が嘔吐、腹痛、皮膚症状などを呈し、そのうち12人で急性腎障害がみられ...

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アルコールをやめたら体に何が起こる?今日やめたら、明日が変わる:科学が示す“断酒の即効性”
2025年08月24日 / 健康

アルコールをやめたら体に何が起こる?今日やめたら、明日が変わる:科学が示す“断酒の即効性”

アルコールをやめると、その日から体は回復を始める。24時間で脱水と血糖の乱れが改善し、1週間で睡眠の質や認知の切れ味が戻り始める。1か月では気分・自己効力感・肌・腸の調子が整い、インスリン抵抗性は約25%低下、血圧は約6%低下。半年で肝のダメージは可逆化し得て、1年以降は心血管疾患・糖尿病・複...

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若年大腸がん、静かな増加 ─ “エナジードリンク仮説”と腸内細菌の盲点:食物繊維不足とエナジードリンク、そして見過ごされる初期サイン
2025年08月24日 / 健康

若年大腸がん、静かな増加 ─ “エナジードリンク仮説”と腸内細菌の盲点:食物繊維不足とエナジードリンク、そして見過ごされる初期サイン

ドイツのHNAは、若年層で大腸がんが増えている背景に食生活の変化があるとし、特に「ある人気飲料」がリスク要因として注目されていると報じた(実際にはエナジードリンクが焦点)。引用先の解説では、砂糖の多い食事や食物繊維不足が腸内細菌叢を乱し、Fusobacterium...

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妊娠中のビタミンD、子どもの呼吸器を守る? ビタミンDと小児喘息・喘鳴の最新エビデンス
2025年08月17日 / 健康

妊娠中のビタミンD、子どもの呼吸器を守る? ビタミンDと小児喘息・喘鳴の最新エビデンス

Cochraneの最新レビューは、妊娠中に高用量のビタミンDを補給した場合、出生後の小児における「喘鳴(wheeze)」の発生を減らせる可能性が高いと結論づけました。一方で、明確な“小児喘息”診断の減少は統計学的に確証的とは言えず、また乳児自身にビタミンDを与える介入では予防効果が不確実とされ...

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10,000歩は誰のため?広告が作った目標と、研究が示す現実 - 健康は「歩数」より「歩き方」と「続け方」
2025年08月17日 / 健康

10,000歩は誰のため?広告が作った目標と、研究が示す現実 - 健康は「歩数」より「歩き方」と「続け方」

「1日1万歩」は医学的根拠ではなく、1960年代の日本の万歩計キャンペーンが発祥だ。近年の研究では、健康効果は7,000〜8,000歩前後で頭打ちになり、重要なのは“歩数より質”——とくに1分100歩程度の速歩が心血管リスクや生物学的老化の指標に好影響を与えると示されている。歩行は創造性やメン...

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「のたうち回る痛み」猛暑の夏に“尿路結石”急増 お盆の帰省で食生活の乱れにも要注意
2025年08月15日 / 健康

「のたうち回る痛み」猛暑の夏に“尿路結石”急増 お盆の帰省で食生活の乱れにも要注意

猛暑の夏、救急外来を訪れる患者の中で目立って増えているのが「尿路結石」です。背中から下腹部にかけて突然走る激痛は「のたうち回るほど」とも形容されるほど強烈で、命に関わらないものの耐えがたい苦しみを伴います。夏に尿路結石が増える最大の理由は、発汗による脱水です。汗で体内の水分やミネラルが失われる...

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違法な美容施術:ボトックス注射で女性が命の危険に
2025年08月12日 / 健康

違法な美容施術:ボトックス注射で女性が命の危険に

ドイツのメディア『stern』は2025年8月2日、医師ではない施術者(コスメティシャン)による違法なボトックス注射の後、女性が稀な中毒性疾患「ボツリヌス症」を発症し、生命の危険に陥ったと報じました。ボツリヌス症は神経を麻痺させる強力な毒素が原因で、まぶたの下垂や嚥下困難、呼吸不全に至ることも...

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まつげ美容液の新常識:専門家が警告する健康への影響とは?
2025年08月11日 / 健康

まつげ美容液の新常識:専門家が警告する健康への影響とは?

最近、まつげ美容液の人気が高まる中、専門家たちはその成分が健康に与える影響について警鐘を鳴らしています。すべてのまつげ美容液が同じように作られているわけではなく、その主な違いは成分にあります。この記事では、まつげ美容液がもたらす可能性のある健康への影響について多角的に解説します。また、SNSで...

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